第68回小学館漫画賞はメダリスト、初×婚、よふかしのうた、青オケ、明日カノ
第68回小学館漫画賞が、本日1月18日に発表。一般向け部門はつるまいかだ「メダリスト」が受賞した。
月刊アフタヌーン(講談社)で連載中の「メダリスト」は人生をフィギュアスケートに捧げてきた青年・司と、彼に才能を見出された少女・いのりを描くフィギュアスケートもの。また児童向け部門には黒崎みのり「初×婚」が選ばれた。同作は超高性能なマッチングシステムにより選ばれた相性のいい男女2人のカップルが、2人部屋で寮生活を送るという特殊な学校・七海学園高校を舞台にした物語で、りぼん(集英社)にて連載されている。
少年向け部門はコトヤマ「よふかしのうた」と阿久井真「青のオーケストラ」の2作品が受賞。週刊少年サンデー(小学館)で連載されている「よふかしのうた」は、不眠が続く中学2年生の夜守コウが、誰にも言わず初めて外に出たとある夜に、美しき吸血鬼・七草ナズナと出会うところから始まるラブストーリーだ。阿久井真「青のオーケストラ」は強豪オーケストラ部を舞台とした青春群像劇で、裏サンデーおよびマンガワンで連載されている。
少女向け部門はをのひなお「明日、私は誰かのカノジョ」に決定した。悩みやコンプレックスを抱えるヒロインたちを描く物語で、Cygamesのマンガ配信サービス・サイコミで連載中。
第68回小学館漫画賞の審査委員は、おのえりこ、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子、松本大洋の7人が務めた。受賞者には正賞として中野滋によるブロンズ像「みのり」と、副賞として賞金100万円が授与される。